累計で7,000万食を突破した食宅便は、医療や福祉の食事サービスに50年以上携わっている日清医療サービスが始めた冷凍の食事宅配サービスです。
自宅の食事から健康改善をサポートしてくれる食宅便のメニューは、忙しい方や一人暮らしの方、料理が苦手な方にとっては大変便利なサービスですが、添加物や食材の産地等安全面についてはどうなのでしょうか?
添加物を使用している場合があります。
食材は国産、外国産両方使用しています。
便利さや栄養管理も重要ですが、安全性も気になりますよね?
この記事では食宅便で使用されている添加物や産地について調べてみました。
この記事でわかること
- 添加物とは?
- 食宅便では添加物は使用されているの?
- 防腐剤や保存料等の有無は?
- 食材の産地は国産?外国産?
- 50食実食してわかった味の質
食品添加物とは
まず初めに食品添加物とはどんなものでしょうか?
添加物とは、食品を「製造」「加工」「保存」の目的で、食品に加えられるものです。
添加物を加えることによって、食品を安全に美味しく食べられます。
この食品添加物は、「食品衛生法」という法律で定められていて、食品添加物に関わる様々な取り決めがなされています。
以下はその一部です。
・指定されたもの以外は販売、製造、使用してはならない。
・添加物の使用基準や製造基準や保存基準成分基準が定められています。
・食品添加物の表示基準も決められています。
この法律の規定に従って、食品衛生法施行令、食品衛生法施行規則、食品・添加物等の規格基準等で、食品添加物にかかわるさまざまな取り決めがなされています。
つまり添加物というのは国で厳しく管理されています。
食品添加物の表示 | 日本食品添加物協会 (jafaa.or.jp)
公益財団法人 日本食品化学研究振興財団 (ffcr.or.jp)
食宅便では添加物を使っているのでしょうか?また、防腐剤や保存料はどうなのでしょう?
食宅便では添加物は使用されているの?
食宅便の添加物は国の基準に基づいて使用しています。
食宅便では添加物は使用している場合があります。
添加物が使用されている場合は、ホームページとパッケージに記載されています。
添加物は使用している場合がございます。使用する場合には、国の基準を遵守しております。
食宅便公式サイトより引用
商品パッケージやホームページで確認できます
それでは、実際に食宅便ではどんな添加物が使われているのでしょうか?
食宅便で使われている添加物にはどんなものがあるの?
食宅便で使われている添加物にはどんなものがあるのでしょうか?
ホームページに記載されている添加物を食材ごとに調べてみました。
牛肉のXO醤炒め
増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、加工デンプン、pH調整剤、グリシン、調味料(アミノ酸等)、酢酸Na、ピロリン酸Na、酸味料、乳酸Ca、酸化防止剤(V.C)、香料、カゼインNa、乳化剤、着色料(カロチノイド、カラメル)、環状オリゴ糖、
鱈のおろしポン酢
糊料(加工デンプン)、調味料(アミノ酸等)、凝固剤、pH調整剤、香料、酸味料、乳化剤、V.B1、着色料(カロチノイド、カラメル)、香辛料
思い出の酢豚
加工デンプン、糊料(加工デンプン、キサンタン)、調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、酒精、酸味料、マンニット
鶏肉の柚子胡椒焼き
増粘剤(加工デンプン)、加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、酒精、着色料(クチナシ、紅麹、ラック、アナトー)、酸味料、香料、乳化剤、
クリームシチュー
増粘剤(加工デンプン、キサンタン)、加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、酢酸Na、グリシン、着色料(カラメル、カロチノイド)、リン酸塩(Na、K)、香料、乳化剤、酸味料、酵素、香辛料、
豚肉と野菜の胡麻だれ
加工デンプン、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、pH調整剤、ピロリン酸Na、香料、カゼインNa、香辛料、乳化剤、酸味料、着色料(カロチノイド、V.B2、紅麹、ラック)
茄子と厚揚げの肉味噌がけ
加工でん粉、糊料(加工でん粉、増粘多糖類)、凝固剤、調味料(アミノ酸等)、香料、乳化剤、セルロース、酢酸Na、pH調整剤、着色料(カロチン、カラメル)、甘味料(甘草)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、酸味料、キシロース
添加物表示には少しわかりづらい部分がありますがそれは、添加物表示法によるものです。
例えば、清酒という表記はエタノールのことです。
一部の添加物については物質名ではなく添加物の品名(名称、別名)、簡略名及び類別名のいずれかを表示することができるとされています。
また、消費者の役に立つ情報としてその用途を表示してないものもあります。
例えば、糊料(加工でん粉)など表示がわかりづらいかもしれませんが食品表示法に基づいた表記です。
以上の事から食宅便で使われている添加物は国で認可されている添加物のみです。
加工食品(添加物)|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局 (tokyo.lg.jp)
食宅便で購入したメニューから添加物を調べてみました。
実際に食宅便で購入した商品のパッケージに表示されている添加物を見てみました。
牛肉のXO醤炒め
増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、加工デンプン、pH調整剤、ピロリン酸Na、グリシン、調味料(アミノ酸等)、酢酸Na、環状オリゴ糖、酸味料、乳酸Ca、酸化防止剤(V.C)、香料、カゼインNa、乳化剤、着色料(カロチノイド、カラメル)
鱈のおろしポン酢
糊料(加工デンプン)、調味料(アミノ酸等)、凝固剤、pH調整剤、香料、酸味料、乳化剤、V.B1、着色料(カロチノイド、カラメル)、香辛料
思い出の酢豚
加工デンプン、糊料(加工デンプン、キサンタン)、調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、酒精、酸味料、マンニット
鶏肉の柚子胡椒焼き
増粘剤(加工デンプン)、加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、酒精、着色料(クチナシ、紅麹、ラック、アナトー)、酸味料、香料、乳化剤、
クリームシチュー
増粘剤(加工デンプン、キサンタン)、加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、グリシン、酢酸Na、着色料(カラメル、カロチノイド)、リン酸塩(Na、K)、香料、乳化剤、酸味料、酵素、香辛料
酵素 香辛料の代わりにリゾチームと表記されている。
豚肉と野菜の胡麻だれ
加工デンプン、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、pH調整剤、ピロリン酸Na、香料、カゼインNa、香辛料、乳化剤、酸味料、着色料(カロチノイド、V.B2、紅麹、ラック)
茄子と厚揚げの肉味噌がけ
加工でん粉、糊料(加工でん粉、増粘多糖類)、凝固剤、香料、乳化剤、調味料(アミノ酸等)、セルロース、酢酸Na、pH調整剤、着色料(カロチン、カラメル)、甘味料(甘草)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、酸味料、キシロース
やはり国で認可されている添加物のみが使用されていました。
実際に届いた商品の中にはホームページに記載されている表示と異なっているものがありました。(7食中1食。オレンジ色のマーカーの箇所です。)
添加物が気になる方は商品が届いたら必ず確認した方がいいですね。
メニューによっては添加物が少ないものもありますので、気になる方は表示ラベルをみて添加物が少ないメニューを選んでみるのもいいと思います。
食宅便では 防腐剤、保存料は使われているの?
食宅便では防腐剤や保存料は使用していません。
正確に言うと、お弁当を作るときには使っていないけれど元々の食材に入っていることはあります。
お弁当を作る上では防腐剤・保存料の使用はありません。
しかし、原料(食材・調味料・加工品)に使用されている場合はあります。 使用されている場合は、商品ラベルに記載しています。
食宅便公式サイトより引用
食宅便で使われている食材の産地はどこ?
産地については、国産ではない食材も使用しているそうですが、国の基準は満たしています。
国産ではない食材も使用しています。食材は国の基準を満たし、弊社で厳選したものを使用しています”
食宅便公式サイトより引用
今回購入した商品について調べてみたところ、メインの食材はほとんどが外国産でした。
ですが、食宅便で扱う食材は生産から仕入れルートまで厳しく管理され、厳しい衛生基準も設けているので国産でなくとも安心できるのではないでしょうか?
※ すべての原材料の産地が表記されているわけではなく、メニューの割合を占める量が多いものを表示しています。
牛肉のXO醤炒め
原料原産地 : 牛肉はアメリカ産
鱈のおろしポン酢
原料原産地 : タラはロシア産
思い出の酢豚
原料原産地 :豚肉はアメリカ産
鶏肉の柚子胡椒焼き
原料原産地 :鶏肉はブラジル産
クリームシチュー
原料原産地 :鶏肉はブラジル産
豚肉と野菜の胡麻だれ
原料原産地 :国内製造(豚肉加工品)
茄子と厚揚げの肉味噌がけ
原料原産地 :ベトナム産
食宅便の食材と添加物って実際どうなの?50食実食してわかったこと
食宅便を50食実食してみましたが、特に添加物が使われているような味はしませんでした。
レトルト食品やインスタント食品、コンビニ弁当によくありがちな後味の悪さもなく違和感も感じません。
添加物や外国産の食材が使われていても美味しく食べられます
お肉や魚も気になるような臭みもなく普通に食べられました。
安心して食べるために最低限の添加物が使われているのでしょう。
食宅便に使われている添加物 保存料 産地のまとめ
- 添加物とは食品をおいしく安全に食べるために必要なもの
- 食宅便では国の基準に基づいて添加物を使用しています
- 防腐剤や保存料等はお弁当を作る過程では使用されていません
- 産地は外国産も使用しています
以上食宅便の添加物、保存料、産地について解説しました。
食宅便では添加物を使用していますが国の基準に基づいて使用しています。
保存料や防腐剤については、お弁当を作る際には使用していません。
産地については国内産以外の食材も使われていますが、国の基準を満たした上で、厳選されたものを使用しています。
食宅便では外国産の食材や添加物は使われていますが、いずれも国の基準を満たしています。
このように食宅便のお弁当は、安全基準に基づいて作られているので安心して食べられます。
一人暮らしの方や忙しい方は、栄養管理も安全管理もしっかりされている食宅便を是非利用してみてください。
安心できる食事を手軽に食べられれば、毎日の生活にゆとりもできて充実したものに変わると思います。